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『おしん』から『おかえりモネ』まで!東北地方がロケ地の朝ドラ3選!

宮城県を舞台とした『おかえりモネ』が好スタート!
女優の清原果耶がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が5月17日の放送開始から1か月経過したが好スタートを切っている。6月15日に放送された第22話の平均世帯視聴率が16・8%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第1話の19・2%。初回は総合視聴率、リアルタイム視聴率、タイムシフト視聴率のいずれにおいても、前作の「おちょやん」を上回り、ドラマの舞台にもなっている仙台地区の初回総合視聴率は32.4%にも達した。

 

「おかえりモネ」のドラマの舞台は宮城県登米市。気仙沼市生まれの清原果耶演じる永浦百音(ながうら・ももね)が、農林組合で働きつつ気象予報士の資格取得を目指すものがたりで、宮城県の豊かな自然も本作の魅力の一つだ。本作以外にも、東北地方が舞台になっている朝ドラは数多く存在する。今回はその中から3作品を紹介したい。

 

流行語大賞にもなった『あまちゃん』
東北地方の朝ドラでまず頭に浮かぶのは、岩手県久慈市をはじめとする北三陸を舞台とする『あまちゃん』(2013)だろう。主人公のアキが作中で繰り返す方言「じぇじぇじぇ」はその年の流行語大賞を受賞し、一大ブームを巻き起こした。放映中は「三陸の海が印象的だった」「あの列車に乗ってみたい」「まめぶ汁を食べてみたい」などの声が続出し、ロケ地となった久慈市には多くの観光客が訪れた。岩手県久慈市は、「おかえりモネ」のロケ地である宮城県気仙沼市と同様三陸海岸沿いに位置し、東日本大震災からの復興という意味でも被災地を勇気づけた。久慈市では、のん主演の「星屑の町」が昨年公開されるなど、ロケ地効果はまだまだ続きそうだ。

 

福島市出身の作曲家の人生を描いた『エール』
2020年に放映された連続テレビ小説『エール』は、昭和を代表する作曲家・古関裕而と歌手としても活躍した妻・古関金子をモデルにしたドラマで、作品名の「エール」は、東日本大震災の節目を目前に「福島を応援したい」との思いをこめて名付けられた。「栄冠は君に輝く」や阪神タイガースの球団歌「六甲おろし」などのヒット曲を世に出した主人公・古関裕而ゆかりの地として注目を集めた福島県福島市では、ロケ地マップの作製やスタンプラリー、エール展の実施など積極的なPR活動を行い、観光消費額は8億円にものぼったという。ロケ地誘致にあたっては、妻・金子の出身地でもある豊橋市にも打診し、両市町がNHKに要望書を送るなど、誘致活動がドラマの実現、ひいては福島市の復興につながった。

 

最高視聴率62.9%!国民的朝ドラ「おしん」
テレビドラマの最高視聴率を記録した連続テレビ小説「おしん」は1983年から1984年までに放送された。戦中と戦後の混乱期をたくましく生きる姿を描く本作は、山形県の中山町岩谷地区で撮影された。元々同地区にあった「おしんの生家」は、大雪による倒壊により、2013年に鶴岡市の庄内映画村オープンセットに移築・復元された。それを契機として同年には映画化もされるなど、50年以上経った今でも平均視聴率52.6%を誇った国民的朝ドラはロケ地の山形県に貢献している。

 

ロケ地同士で連携!
5月22日、NHK連続テレビ小説の舞台になった宮城、岩手、福島の3県4市は「気仙沼・登米・久慈・福島 おかえりプロジェクト」の開始を宣言し、朝ドラで高まる知名度を生かし、連携してPRを行うことを決定した。4市は今後、共同で観光や物産の宣伝を行うなど、放映中の「おかえりモネ」のロケ地宮城県登米市・気仙沼市だけではなく、東北地方一帯の観光客増加を目指す。宮城県、岩手県、福島県という被災3県が東日本大震災から10年を経て共通の観光資源を持つことになり、今後さらなる被災地の復興が期待される。各地で朝ドラの撮影が行われている東北地方に、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。


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