誕生からわずか2年。ロサンゼルスでお披露目され、JALの新就航記念品に選ばれ、大手コンビニも商品化した「成田ソラあんぱん」。成田市役所の有志若手職員で結成された「成田ソラガール」が、地元を巻き込んで開発したこの新ご当地スイーツは、成田が誇るブランド芋「大栄愛娘」など地元の食材をふんだんに使った、名実ともにオール成田の逸品だ。
危機感と女子力が生んだ 国境を越えるスイーツ
成田ソラあんぱん誕生は、さかのぼれば、羽田空港の国際化がきっかけだった。この国際化に危機感を抱いた地元若手有志が「成田空援隊」を結成。成田ソラあんぱんを開発したソラガールはその妹分的な存在だ。
新しいグルメ開発のなかで共通した思いは、「外国人にも食べてもらえるスイーツを作り出すこと」。日本の空の表玄関として、外国人にも馴染みのあるパンを使い、成田の特産品や地元食材を取り入れることで、外国人にも愛されるオリジナルあんぱんが誕生したのだ。
カリスマパン職人が作る 外国人もやみつきの味
コンセプトに賛同し、ともに新名物を生み出そうと地元のパン屋さんも奮起。成田山新勝寺の参道に店舗を構える「下田康生堂ぱん茶屋」は、ハード生地でサツマイモ餡を包んだ洋風あんぱんを生み出し、JALの新就航記念品にもなった。店主の下田真吾さんは、フランス・アルザス地方で修行した地元のカリスマ職人。「話をきいたとき、成田で生まれ育った人間として加わらなくちゃいけない。自然にそう思った」と話す。
原料にもこだわりたっぷり ブランド芋の底力を見よ!
成田ソラあんぱんの餡になっているサツマイモ・大栄愛娘も、成田のこだわりが詰まっている。「成田産」を代表する芋を!と、JA・農家・行政が一体となり、厳しい栽培基準が設けており、栽培できる農家はごくわずかだという。種芋の選抜、畑選び、土作りから、植付け、貯蔵法、出荷時期まで何度も論議を重ねて誕生した大栄愛娘。そんなサツマイモを使った成田ソラあんぱんは、まさに成田のこだわりがギュッと詰まっている。
下田康生堂ぱん茶屋
千葉県成田市上町551
http://ameblo.jp/panchaya/
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