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今年も千葉県成田市のブランドサツマイモ「大栄愛娘」のシーズンがやってきた!
毎年多くのファンの皆様から、出荷準備期間中も「発売はまだ?「早く食べたい!」等の声が上がる人気商品。
サツマイモブームの昨今、多くの品種がある中で「大栄愛娘」が愛されている秘密を探りに現地に行ってきました!
大栄愛娘のふるさと・千葉県成田市は、日本の空の玄関口・成田国際空港を擁する「ソラのまち」。大栄愛娘が栽培されている大栄地区は、京成成田駅より車で20分ほど行ったところにあります。
このあたりは千葉県下はもちろん関東でも有数のサツマイモの一大産地。メジャーな品種「紅あずま」や「紅はるか」、近年人気の「シルクスイート」など多くの品種が栽培されています。
そんな大栄地区のサツマイモ農家76名が「この地域にしか出来ない、最高においしいサツマイモをつくろう!」と苗の栽培から土づくりや貯蔵方法、出荷時期など何年も試行錯誤を繰り返し誕生したのが、LJマルシェが長年にわたり追いかけ続けている「大栄愛娘」。その名の通り大栄地区が誇るブランドサツマイモです。
発売開始とともに品質の良さが噂となり瞬く間にその名が広がった大栄愛娘。しかしその反面、栽培や出荷体制のむずかしさから栽培できる生産者が少なく、さらに収穫できても厳しい出荷基準が課せられるため、生産農家は開発時の半分以下にまで激滅。スーパーをはじめとした小売店ではなかなか手に入らない、まさに「幻のサツマイモ」なのです。
今回は成田のブランドサツマイモ大栄愛娘を守り続ける小倉さんの畑へお邪魔させて頂きました。
LJマルシェ編集部が訪れた日は生憎の雨模様。冷たい小雨が降る中、選果の真っ最中でした。
ひとつひとつ手作業で丁寧に選んでいきます。
こちらはサツマイモを熟成させる貯蔵庫。右の写真は地下室型の貯蔵庫です。
サツマイモは収穫後、貯蔵庫で寝かせて熟成させるのですが、実はこの過程、とても神経を使う難しい作業なのです。
小さな気候の変動やサツマイモの状態の変化を見逃さず温度や湿度を調整し、一定の室温を保ちます。
大栄愛娘は収穫から実に45日以上の間、栄養満点の土をつけたまま寝かせなければその名を名乗ることが出来ないのです。
「大栄愛娘は土づくりから栽培、収穫、出荷までとにかく手がかかるサツマイモ。その分とびきりおいしいです!ぜひ多くの方にこのおいしさを味わって頂きたいですね。」と小倉さん。
大栄愛娘は農家の皆さんが手塩にかけて育てている、まさに“箱入り娘”なサツマイモでした!
長年生産者のみなさんを支え続けている大栄産直センターの椿さんに大栄愛娘の特徴をお伺いしました。
「やはり何と言っても“しっとりなめらかな食感”と“上品な甘さ”ですか ね。甘さが全然くどくないんですよ。焼き芋にすると最高にうまいです。いろいろなサツマイモを食べたけど、やはり大栄愛娘が一番うまい!とおっしゃる方も多いです。
召し上がる際は水にくぐらせ、水分が逃げないようにペーパータオルでくるんでラップをすれば電子レンジでも簡単においしく調理ができますよ。オーブントースターを使う際は必ずアルミホイルで巻いてあげて下さいね!熱が通りやすく調理時間も短縮できるので、お菓子づくりにもぴったりですよ。」
大栄産直センター 椿等さん
近年流行りの「しっとり系」の食味のサツマイモは、ねっとりと甘いものが多い中、この大栄愛娘はやわらかい甘さがやさしく広がる上品な味が人気。
裏ごしの必要のないくらい(!)きめ細やかできれいなクリーム色をした果肉は冷めても変色せず、しっとりおいしい!
まさに「しっとり系」のなめらかな食感と、「ほくほく系」のやさしい食味のいいとこどり♪
サツマイモといえば秋の味覚!というイメージですが、大栄愛娘の食べ頃は冬。
それは上述したとおり、秋に収穫して最低でも45日間、湿度と温度を徹底管理した貯蔵庫の中で栄養たっぷりの土がついたまま熟成させるから。
中でも椿さんがイチオシする一番おいしくなる食べ頃は「大寒」をすぎた今の時期からなのだそう。
寒さが厳しくなるこの季節、温かいお部屋のなかでやさしく上品な甘さの大栄愛娘はいかがですか?
インターナショナルな雰囲気と情緒あふれる2つの顔を持つ成田は、TBS『あぽやん~走る国際空港~』の舞台やテレビ東京系列『YOUは何しに日本へ?』の本拠地など、撮影実績161本(2016年3月時点)を誇るロケのまち。
成田山新勝寺の参道は師走の平日も海外からの観光客で活気にあふれていました。
下田康生堂ぱん茶屋は新名物「成田ソラあんぱん」を味わうことができる、編集部おすすめスポットです!
\大栄愛娘を使ったソラあんぱんを片手に参道さんぽ/