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「今年もあの時期がやってくる...!」
そんなそわそわした気持ちを胸に、来たる6月末日。
LJマルシェ編集部からぜひ行きたい!と自ら手を挙げたグルメ好きの2人が、日本一の桃の収穫量を誇る、山梨県笛吹市・田中農園さんに桃のお手伝いに行ってきました。
実は毎年春に社員研修にて、桃の花見で訪れている田中農園さん。4月はこんな感じでした!
桃の花が見事に満開に咲き誇っておりました。まさにここは「桃源郷」。
そんな田中農園さんとの関わりは20年以上ありますが、今年も田中さんご夫妻がつくる桃の美味しさとこだわりの秘訣を探りに、LJマルシェ編集部が潜入取材しました!
都内から高速バスに揺られること、約1時間半。農園に着くとそこには初夏の桃畑が広がります。
辺り一面ピンクの花に囲まれていた景色は、緑色の葉に変わり、全く別の風景に。
しかしよーく木の上を見ると、、、たくさんの桃がなってるではありませんか!!テンションが上がります!
田中農園さんではたくさんの品種を育てており、日川白鳳・夢みずき・あかつき・浅間白桃・なつっこ・一宮水蜜・川中島白桃などがあります。
※写真は早生種の「日川白鳳」。
梅雨で悪天候が多いこの時期ですが、なんと奇跡的にこの日は晴れ。
しっかり水分補給・熱中症対策もして、いよいよ農業体験スタート!!
さて、早速取り掛かったのは桃の「除袋(じょたい)」作業。
読んで字のごとく、桃の実を覆っている袋を取っていきます。
コツはリズミカルにやることだそう♪サッサ・サッサとだんだん手慣れてきます。
そもそもなぜ桃に袋を被せるのかというと、
・繊細な桃の表面に雨や風などで傷が付くことを防止するため。
・虫が実につくのを防ぎ、農薬の散布回数を減少させるため。
また実を守るだけでなく、袋をする・しないのだと色付きが全然違うそう。袋を取ると一気に色が赤付いてくるとのこと!
写真は「夢みずき」の除袋。常に品種の状態を確認しながらベストなタイミングをみて、収穫の1週間前に外すなどやることを決めています。
畑には一区画だけで何十本も桃の木があり、袋を取るだけでも相当な量。なんと1~2本の木でこれほどの量が!
桃の木は1本で1,000個程度の実がつき、摘果後には約300個程度、そして最終的に出荷できるのは約200個程度になります。これだけの量も納得です。
夢中になって、気づけばあっという間にお昼ご飯の時間。ちょうどお腹も空いてきました。
戻るとなんと、こんなにうれしいおもてなしをいただきました。。(泣)
手作りで大変美味しかったです!たくさんごちそうさまでした!!!
午後も引き続き除袋作業。やっとこさ終わったと思ったら、いよいよシルバーシート敷き。
シルバーシート敷きは昨年も一昨年も体験していますが、これが一番大変な作業。
田中農園の征吉さん・朝子さんには体力的に厳しいので、今は娘さん夫婦が手伝っています。
桃の木の下にシルバーシート敷くことによって、地面からも太陽の光を反射させ、美味しい桃の熟成を促進させるのです。
ちゃんと桃の実に日が当たるかどうか場所を計算しながら、何回もズレを修正し、敷いたら木の根元にある重い石をシートの上に乗せます。
日が照っている猛暑の中ではありましたが、今日やろうと思っていた分は無事に終了したとのこと!
現場に入ることで改めて農家さんの大変さを感じることができました。
朝子さんに話を聞くと、「毎年一年生みたいなもんだよ。」と話します。
それはすなわち、60年以上の経験があっても毎年試行錯誤しながら、改良を加え、よりよい果物を作ろうと必死で頑張っているからこその言葉です。
そして征吉さんは、「農家しない?」と冗談交じりに語りかけます。
日本中の地域で農家のなり手が減っている今、後継者問題は田中農園さんでも同じなのです。
私たちの使命は、こうした実情も伝えつつ、生産者の方々の代弁者となって特産品のPRをすること。
LJマルシェを通じてできることは、相手の生活まで考え、寄り添って応援していくことだと思います。
こうして、この日のお手伝いは終了しました。
一日でできることは限られていますが、農業の苦労を知れただけでも、大変勉強になりました!
「今年も良い桃がたくさんできたから、より多くの人に味わってもらいたい。」と話すお二人。
食べて美味しいと言ってくれるのが何よりの喜びだそうです。
田中農園さんにお伝えさせていただきますので、
もしよろしければ感想ぜひお待ちしております!!
→ shop@chiikikassei.co.jp までメールでご連絡くださいませ\(^o^)/
LJマルシェの田中農園さんの桃は、今年は7月1日(月)~事前予約注文受付スタート!!
【山梨県】 「田中農園さんの特選・桃」(2kg)
【山梨県】 「田中農園さんの特選・桃」(3kg)
ぜひ皆さまのご購入お待ちしております。
お読みいただきありがとうございました♪